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Eri Nakagawa

からだからうまれる感情

更新日:2020年5月24日

体全体を通し背面を意識的に使う所作は瞑想につながるのでないか?!という直感があってここ数年やってきた。例えば、座ること、歩くこと、いそがしく周囲にばかり気をとられている時に背面から意識的に動くことで気持ちがすーっと自分に返ってくる。自分の軸に戻るっていうか。そういう経験がなんどもある。


鬱がひどかった10年前から坐禅や瞑想にも興味を持ち通ったこともあったけど精神論ばかり。もともと頭の中が常にうるさくて体の声があるって知らなかった。けど「うじゃってる」うちに体の重要性に気づいて身体操法を転々とし体難民を数年経て現在に至るー。


今やっていることは体の構造、骨を知り、自分の体の使い方の癖を知る。そこから癖を手放すことで楽な痛みのない体の使い方があるんだと目からウロコ、面白いしなんか姿勢が整うことで力強く美しくなっていく自分がいて。そりゃあのめりこむわー6年がたつ。


567騒ぎの一件で日本政府のやばさにやっぱり気が狂いそうになった私は(福島原発事故311以来二度目)知人をたより岡山にニャンコ先生と当面の日用品を持って避難。畑作業を中心に生活をシフト。あらゆる自給自足につながることを体に記憶させるべく(こんなに知らないことが!と愕然とした)これまでの生活を改めることになった。畑中心の生活の中で背骨から大地につながる動きを積極的に行うこと3ヶ月弱。腰を入れて土を耕したり、ヤンキー座りをしての畑作業(なんとこの動作の多いことか!背骨を通さないとすぐに腰がやられる)背面骨から感じる瞑想兼畑作業の中で見えてきたことがある。


先日久しぶりのフォーカシングをおこなった(私が実践しているのは”「やさしいフォーカシング 自分でできる心の処方」著:アンワイザーコーネル 興味のある人は読んでみて)。私はこう見えて親しい人以外とのコミュニケーションが「超」苦手(あのー、実は人が割と嫌いです。でもにんげんはかならず誰かと生き物との関係を持たないと生きていけない。だから「うじゃ」を通じて学んでる)。親しいっていう人たちも「うじゃ」を通じて数年の時を経てじわっと少しずつ親しくなっていきました。対にんげんとのかかわりが元野良猫のニャンコ先生を見ていると似ているなぁと感じることが多くて。そこを見越して彼女は私のところにふらりと現れたのかもしれないと思うのだ。


閑話休題。


冒頭で知人を頼り岡山に来たと書いたが、実はどう接してよいかわからず(いつものこと)他人行儀になってしまう(他人行儀というか一定の線引きはあったほうがいいのかもしれない、でもそれってどんな?)つい、ぎくしゃくしてしまう自分がいる。外で畑をしていてもご近所さん?にどこからの距離で?目があってから?挨拶したらよいか常に常につ・ね・に!悩む。わーこんな自分疲れる!とフォーカシングに至ったわけ。


そしたら進むわ進む、私の子供時代の思い出がどんどん出てきた。

私が3歳の時に生まれた弟は(ご存知の方もいらっしゃると思うけど私の弟は盲重複障害がある)毎日のように「明日まで命がもつかどうか」って言われる日々でした。父や母は弟にかかりっきり。そんなんで甘えたい盛りのこども(私)が一年ほど母を離れ、母の実家に預けられていた。その時の記憶はそんなにないんだけどー。母の元に返ってきてからの記憶はなんとなくある。母も曰く「あんたはずっと野良猫のようだった」という。私にと出されたご飯を母の前では食べず母が目を離したすきに(笑)コソッと隠れて食べるような子だったんだとか(母とのかかわりかたがわからないナウ)。


そんな話を思い出し、今でも割とコソコソしてるわー(苦笑)と気づく。

なんでコソコソしてるのかって今の私にフォーカスしてみたら、相手の気持ちがわからないからどう出てよいかわからなくて私は「おどおど」してるんだって。

ほお!なるほどー。


こんな風に感情が出てきたのは初めてだったので(もうひとりの私が?体が?)なんか自分が愛おしくなってしまった。体を通すことで確信にふれる。体が語る。じりじりと匍匐前進的に。突拍子もないけど自給自足自分の足で立つってこういうところから始まるのね。読んでくれてありがとう。



満員御礼だけど、明日zoomでこんなことをする。

『KYでいこう!12人のおはなしかい』

誰かとホンネを語りたくてはじめたおはなしかい。今回は人数を増やしてやってみる企画。よかったら二回三回とあるかも。

絵:背骨を感じて宇宙とつながる大地にグラウンディングする私の体験をもとに

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2月、コロナ騒ぎの一件からいろんなことに疑問を感じ、とにかく誰かと話がしたかった。政治の話はちょっとなぁって人がまだまだ多いけど、周囲に声をかけてみたら、興味のある人たちで今の形に。そんなに詳しくないけどひとまず自分の考えを口に出してみる、もやっとすることをもやっとしたまま話してみる、ジャッジしないで話をきく。昨日起こったヘンテコ話、畑の話、これからの未来の話、いろんな話をしています。5回もやってせっかくなのでもうすこし輪をひろげてみようとイベントをたちあげました。


『KYでいこう!12人のおはなしかい』




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